ローソン、ファミマ、セブンのフレンチトーストを食べ比べてみた結果 → 正気度が低いフレンチトーストがあった

突然だが、あなたがコンビニで一番よく買う食べ物は何だろうか? 私(中澤)はフレンチトーストだ。自分でも意外なのだが、よく考えたらおにぎりよりも買っている。軽すぎず重すぎないボリューム感がちょうど良く、朝食や夜食など小腹が空いた時に買うのは大体これ。

激ウマというわけではないけれど、どこのコンビニでも売っていて100円ちょっとで手軽に食べられそこそこウマイ。面倒くさい時はこれくらいのノリが良いのである。でも、どうせなら一番ウマイコンビニで買いたいので、大手3社のフレンチトーストを比較してみた

・フレンチトーストの判断基準

まず、フレンチトーストの良し悪しを判断する際の基準と言えば、個人的には、どれだけパンに味が染みているかということだと思う。もちろん甘みの違いもあるだろう……しかし

それ以上にパンの持つ確固たる乾きをいかにしっとり柔らかく癒すかが大事。なぜなら、しっとりトロけないフレンチトーストはただのパンだからだ! バターとメープルシロップを塗っただけのただのパンなのだッ!! アーーーーー!!!!

失礼、思わず興奮してしまったが、いかにフレンチトーストという料理が危うい存在かはご理解いただけたかと思う。さて、ここにそんなあいまいな存在が3つある。お前たちはフレンチトーストなのか?

・価格

まずは、価格を見ていくと、一番安いのが意外にもセブンイレブン「バター風味の厚切りフレンチトースト(税込127円)」だ。続いてファミリーマート「メープルバターのしみ旨フレンチトースト(税込130円)」が2番手につけ、ローソン「バター香るジューシーフレンチトースト(税込135円)」が最高値。

・原材料

名前からするとメープルシロップが入っているのはファミマだけっぽいが、念のため原材料を確認してみよう。まずは、セブンを見てみたところ、いきなりメープルシロップが記載されていた

ひょっとして商品名に入っていないだけで、全部メープルシロップが使われているのだろうか? しかし、続くローソンの原材料にメープルシロップの記載はなし

ローソンだけ入っていないとすれば、ここで味に線が引かれそうな気もする。最後に念のため、ファミマの原材料を確認してみたところ……

「メープル風味バター入りマーガリン」ってどっちやねんッ! メープルなのかマーガリンなのかハッキリせいや!! ただでさえ危ういフレンチトーストの存在がさらに揺らぐ記載である。

・重さを計測してみよう

原材料を見てもぶっちゃけあまりよく分からなかったので、クッキングスケールで重さを計測してみることに。同じフレンチトーストだし、重い方がボリュームがあってコスパが良いはず! 分かりやすい!!

計ってみると、セブン130g、ファミマ135g、ローソンが110gなようだ。価格は、セブン127円、ファミマ130円、ローソン135円だから、情報のみを見ると安くてボリュームがあるのはセブンかファミマということになる。

・食べ比べ

ただ、現状ではこのコスパの計算は机上の空論に等しい。なぜならば、前述の通り、フレンチトーストは味が染みているかどうかが一番大事なのである。いかに、本人たちがパンの乾きを忘れてヒタヒタになれるか。そこにこそフレンチトーストの存在意義があるのだ。

逆に言うと、少しでも正気のフレンチトーストはいくらコスパが良くてもお呼びではない。私が求めるのは、バターに魅せられ、自分がパンであることすら忘れきったかのような狂気なのだから。お前らはパンをやめることができるのか!? 問いかけるかわりに1つ1つ食べてみた。

袋から出すと、セブンとローソンはパンが食べやすいサイズに切られている。一方、ファミマは切れ目などはなく1枚だ。また、ファミマとセブンには耳がついているのに対しローソンは耳が取られている。

・SAN値高めのフレンチトースト

まず、セブンイレブンを食べてみたところ、メープルシロップの甘さがマーガリンの味とハーモニーを奏でながら口に広がる。柔らかいくちどけは、とても100円ちょっととは思えない味だ。

しかし、惜しむらくは、奥に乾いたパンの食感を感じること。願わくば、芯までトロけて欲しいところだが、セブンのフレンチトーストは少し正気度(SAN値)が高いようだ。

続いて、ファミマを食べてみたところ……

こ、これは……!

セブンとほぼ同じや…!!

デジャブのように口に広がる甘みとマーガリンの風味、奥に残る乾いたパンの食感。味から正気度(SAN値)まで、双子かってくらいにウリ2つである。正直、パンが切られているかどうかくらいしか違いを見いだせなかった

まさか、コンビニのフレンチトーストには違いはないと言うのか? 確かに、存在すら危ぶまれるほどのシンプルさであるフレンチトーストは違いを出しにくい料理の1つかもしれない。盲点である

・恐慌

比較記事として2000文字ほど書いてきたが、土壇場でこんな罠にぶち当たるとは思いもしなかった。全部同じだったらこの記事をどう締めればいいのか? 震える手。そんな恐怖を押し殺しながら、ローソンをひと口食べてみたところ……

あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!

正気度が低いッ!!!!

・名状しがたきフレンチトースト

噛んだ瞬間、じゅわっと歯がめりこんだかと思うとそのまま甘みが口の中に広がる。脳が溶けるような名状しがたき柔らかさ。間違いない。完全に自分がパンであることを忘れてやがる。その狂気の食感に触れ、思わず恐慌状態に陥ってしまったことをお許しいただきたい。

おそるべきはローソンである。思い返せば、以前ハムサンドを食べ比べた時もローソンだけSAN値がゼロだった。名状しがたいものを量産して一体何を企んでいるというのか?

・真実

妙なのは、ローソンも食感以外の味つけは、甘みの強いマーガリンの風味で他2社とほぼ違いがなかったこと。いくら、フレンチトーストがシンプルな味付けとは言え、大手3社のコンビニでここまで似るものだろうか。そこで、パッケージ裏を改めて確認してみたところ……

あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!

ファミマも……

セブンも……

そして、ローソンも……

製造会社が同じだとッ……!!?

そこには敷島製パン株式会社の名が。日本有数の製パン企業である敷島製パン。その歴史は第一次世界大戦の直後までさかのぼる。大正9年、初代社長の盛田善平氏がドイツ人技師ハインリッヒ・フロインドリーブを迎えて創業したのが始まりだ。私は最初からそんな敷島製パンの手のひらの上で踊らされていたのである。あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!

100円ちょっとにもかかわらず、メープルシロップを使った「ちょっと良いフレンチトースト」の味がするコンビニのフレンチトースト。手軽だがその世界は深い。

正気でいたい人はファミマかセブンを選ぶと良いだろう。逆に狂気を垣間見たい人のみ、ローソンをオススメする。ただし、くれぐれも深入りはするな! 深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだから──。

参照元:敷島製パン株式会社
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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